ソングライティングを担当するCarl McIntoshとSteve Nicholがデモテープを作り、各レコード会社を回るうち、幸運にも大手Virginレーベルの目に留まり82年にデヴューチャンスを掴んだ。
デヴュー時には"s"のない"Loose
End"名義で12"を2枚発表している。Real ThingのChris AmooとEddie Amooがプロデュースを手がけ、バッキングヴォーカルとして参加というオマケまでついている。どちらの2枚もLoose
Endsのルーツを探る上で欠かす事の出来ない重要作品だ。
翌年グループ名を"Loose Ends"と改名し発表されたのが"Don't
Hold Back Your Love"。
NY Soundを注入した美しい作品となっている。ジャケにはクレジットされていないが、Nick
Martinelliもからんでいるようだ。
83年のDon't Hold Back Your Loveのヒットにより、翌84年にはついにアルバムデヴューを飾り本作を発表した。
12"の絡みからアルバムのProduceはNick
Martinelli。これで完成度の高さを約束されたようなもので、駄作が一曲もない美しい旋律のリズムに彩られたアルバムに仕上がっている。
ベストテイクはUSでもサンプリングされまくったメロウグルーヴA1曲目Hangin' On A Strings(Smoooth Rock Mixx.4に収録)だが完成度が高いので、他にもA2曲目Choose Me、A4曲目Emergency "Dial 999"(Smoooth Rock Mixx.6とSmoooth Rock Mixx.22に収録)、B1曲目Tell
Me What You Wantと12"が切れている。
特筆すべきことは、リードヴォーカルJane Eugeneの情感あふれるヴォーカルは一度、聞いてしまうと病みつきになってしまう。これほど妖しい艶とスリリングさを持つ女性ヴォーカリストは、めったやたら出会う事は出来ず、80年代のUK
Soulで間違いなく5本の指に数えられるシンガーだと思う。ルックスも抜群でモデルでも稼げるコト間違いなしのいい女である。