7年ほど前にイヴェントFunkanation(当時の名称はSoul Embassy)で、一緒に参加した某DJが回した時に初めて目にしたイタリアのFull
Timeレーベル。ターンテーブルで回るUSとは明らかに違う色彩のレーベルは、音もUSにはないものだった。
思えばEuropean系のSoul・Funkを「かっこいい!」と意識して初めて聴いた時期だった。
あれからいろんなコレクタと知り合い、教えを受けNY
Soundを中心としたUK SoulやEuropean Funkに傾倒し始めた。当時からイタリアで「Disco Soundが存在する」ことは知っていたが「ユーロビートやHI-NRGオンリーでしょう!」と片づけており(あながち間違いではないが)、USではアナログ系から電子楽器が取り入れられ移行し始めた80年でさえ、キツいシンセ音が耳に付くテクノに近いDance
Musicが主流の中で、およそ魂を揺さぶるFunkが存在するなど信じられなかった。
しかし、ChangeやB.B.Q Bandがイタリアでトラック制作され、NYで歌入れされた例をみるまでもなく、実は当時から恐ろしいFunkものが存在していた。
このRainbow
Teamも、ごく最近に存在を知ったので、バンドの経歴や過去の作品など全く分からないが、その類だ。
特徴を一言で表現するなら、カッティングギターとベース(スラップは余り多用されていない)に、ストリングが絡み、Chic初期(78〜79年)の音とChangeのお洒落さ(Rainbow
Team全曲女性ヴォーカル)で割った仕上がりを想像してもらうとピッタリだ。
A1曲目Bite The Apple(Smoooth Rock Mixx.5に収録)で、アルバムベストテイクと言えよう。またボトムが更に強く、よりChic
Soundに近いB2曲目Let' Em Beもオススメだ。
Hip-Hopや電子音主流に変わり始めた80年代中期、USものに失望感を憶え、Soulを聴かなくなってしまったあの頃に、UKやEuropean
Soulを知らなかったのは情報不足もあったが、いま絶対量の少なさと圧倒的にハズレが多いEuropean系Soulの中で出会ったアタリは感激もひとしおだ。