80年代初頭当時はUSがBlack Musicの主流で、UKやEuropeanものは、US市場を模倣した亜流に過ぎないと思っていたし、その存在すら実はよく分かっていなかったが、諸先輩方の教えでUKものも聴くようになり、多少UK
Soulの一端に触れると、大きな間違いであったことに気付く。
このRikki Patrickもごく最近まで存在を知らなかったが、メジャなDelegationやHaywoodeでソングライティングやプロデュースに関わっている。
Ken
GoldファミリーのLynton Naiff/Mike Myersが手がけるA1曲目I Never Thought It Would
Come To This(Smoooth Rock Mixx.5とExtend VerをSmoooth Rock Mixx.18に収録)は聴いた瞬間にUK Soulの奥深さにヤラれる。
Ken Goldの下、美しさと厚みを加える要素が高いStirngsとHornアレンジを任されているだけあって、この曲でも切なくなるほどのメロディとこみ上げる旋律に思わずむせび泣きたくなるアルバムベストテイクのミッドダンサー系だ。
アッパー系のダンサーでは、A2曲目Night Movesと同4曲目Take A Raincheck(年代からは想像できないほどHornが多用されている)。
B1曲目アルバムタイトルのBreakpointの他に同2曲目Clear The Way、同4曲目You've Got It Allがあるが、USでは既に電子音全盛で打ち込みがきつくなり始めFunkに辟易し始めた85年頃にもかかわらず、FunkとDigitalの融合が最も絶妙だった82〜83年頃のKickin'
Back-LTDやLet It Whip-Dazz Bandのテイストに近い(BPMも早く130前後の曲が多い)。
Rikki Patrickは甘めのハイトーンヴォイスなので、個人的にはアッパー系よりもアルバムベストテイクのA1曲目やA3曲目So Much In Loveや同4曲目Save Usのようなミッド系がオススメだ。
当時UKやEuropeanものの情報は稀少で且つ日本に流入していたレコードは皆無に等しかったのかも知れない。