GAP BANDのプロデューサーLonnie SimmonsがExecutive Producerとして仕切ってる。だからかは不明だが85年リリースにしては、
打ち込みを前面に押し出したデジタルサウンドではなく、ソウルフルなモダンテイストに仕上がっている。
レーベルも当然TOTOAL EXPERIENCEで、所属ミュージシャンがサポート。裏面を見るとGAPのアルバム参加ミュージシャン名が見られる。
ベストテイクはA-1のBacked Up Against The Wall。イントロはバラードっぽいピアノソロと共に叙情的に始まるモダンダンサー。
歌い上げ系だがソウルフルでハマるトラック。この曲は12(別掲)が切れており、インストを含む3曲が収録されている。
DJ Mixする際は12のA面が使いやすいだろう。この手の歌いたい系ヴォーカルは、イントロやブレイク時におとなしくしてることなく「あぁ〜〜〜っ!」とか「ほぉ〜〜〜っ!」「ふぅ〜ふうふうふう〜っ!」とかやたら合いの手を入れたがるので(笑)実際プレイしてると前後の曲と綺麗に繋がってる部分で邪魔になるけど、このバージョンなら大丈夫(爆)
逆に一発目ならアルバムアレンジと同じバラードっぽく始まる12のB-1(Smoooth Rock Mixx.14収録)バージョンがオススメでしょう!
アルバムは両面とも多少曲調の違いはあれども、メローやミッドっぽいトラックばかりで嬉しい。この手の歌いたい系の人は、たいていしっとりと且つ情熱を込めたバラードに走りがちだけど、いわゆる「スローバラード」はない。A-3も山達やワム風な哀愁メローダンサーでけっこう好き。
B-4はカリビアンテイストを感じるトラックで、B-5はブルースなブギー。「オレは幅広いんだぞぉ!」と言いたげ。
アルバムのラストはSam Cookeスタンダードヒットをカバーしている。
一番ボトムがしっかりしてるが前出A-1なので、年代から考えると確かにプロモーション不足などの理由によりアルバムがヒットしなったのが分かるが、逆にフリーソウルブームや、いまのダンクラーシーンには受け入れられる要素が多いと感じる。お洒落なトラックを上手く取り入れるDJはセンスの見せ所があるアルバムだと思う。
因みに、ありがちだがスリーヴ裏面の曲順とレコ順がメチャメチャ違ってるので上掲はレコ順に沿って記載。